紅乙女酒造 耳納蒸留所(6)水縄茶寮
【以下、ガイドさんの話の聞き取りのほか、全体的に自分で調べて補足したことが含まれます。また、ガイドさんの言葉を思い出して記録しているのですが、その際、方言を誤変換しているかもしれません。まちがいがありましたら、ごめんなさい。】
エアコンがないと、夏は暑くていられないんだそう。
久留米エリアは平成3年の台風19号で莫大な被害をこうむったという。
帰宅後調べていたら、2020年9月の記事で「久留米市は近年台風で大きな被害を受けていません」「大きな台風といえば、平成3年の台風でした」と取り上げられており、後にも先にもない規模のものだったようだ。
水縄茶寮も大きな被害を受けて、1つ1つ修復していったそう。
「こういう建物は、修復するにしても、材料がないとか職人さんがいないとか、ご苦労があったのでは?」と尋ねてみた。
逆に九州だから、可能だったり、困難な中にも糸口があったのかもしれないと思った。
七頭藺はイ草とは似ているが別もの。イ草はイグサ科の植物、七頭イはカヤツリグサ科の植物と科目からして違う。今は国東半島でだけ栽培や畳作りが行われている。イ草の断面は丸いのに対し、七頭イは三角形。丈夫なので、昔は柔道場の畳に使われていた。
ただ、作業に時間と手間がかかるため、コストが高いのだとのこと。
縁なし・正方形の畳を見て「琉球畳かな?」と思ったのはアタリで、本来、七頭藺を畳表に使ったものを琉球畳と呼んでいたとそうだ。
趣味でこんなステキなものを作るクリエイティビティ、すばらしい!
これで蔵の見学は終了。
●郁子(ムベ)
道中、「郁子」という、植物の名札の前でMさんが立ち止まる。「これ、知っとー?」
や、知らない。で、調べた。
アケビ科ムベ属の植物。「むべなるかな」の「むべ」はこの植物が語源だという。その経緯についてはわかったけど、なぜ郁子と書いてムベと読むのかはわからなかった。
「タガ」とか「ムベ」とか、言葉では知っていても、実際のものを知らないってこと、多いよなぁ。
敬宮愛子さま生誕を祝って植えられたそう。
皇族の方々には「お印」といって各人のシンボルが決められており、愛子さまのお印はこの五葉ツツジとのこと。
春〜初夏には白い、可憐な花を咲かせるそう。
●ゴマの種類
これも知らなかったんだけど、ゴマってアフリカ原産なんだって。
エジプトでは火然、料、薬、香料に使用される他、ミイラの防腐材として使用された。あるいはクレオパトラは美容オイルとして使用したそうだ。
種皮の色から白ごま、黒ごま、金ごまに分かれる。
ごまの収穫にはとても手間がかかるため、経済的に発展している国ではあまり生産されない。日本でもほとんどを輸入している。
以前は中国はごま輸出国だったが、経済発展とともに輸入国になった。
現在、日本は主に中南米、アフリカなどから輸入している
中国は現在でも世界第2位のごま生産国であるが、ぶっちぎりの世界第1位の輸入国でもあるようだ。それは納得。中国料理はゴマ・ゴマ油を多用するもんね。
<つづく>
by cerveza_y_tequila
| 2021-01-10 20:01
| 2020年_福岡・佐賀旅行